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収穫いっぱいの日本女子 世界団体柔道
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フランスとの決勝では五輪代表3人を並べ、大会に花を添えた。初代表の若手が存分に暴れ、実りもあった。3試合で挙げた計16勝のうち一本勝ちによる白星は15個。「勢いの連鎖」と日蔭監督が目を丸くするほど、日本女子の強さは神懸かり的だった。
最大の果実を選ぶなら、谷亮子(トヨタ自動車)の後を襲う48キロ級の若駒2人。1回戦と決勝で一本勝ちした山岸は「強い自分をアピールしようと思っていた」。
決勝は大技を空振りした後、とっさに相手の足に手を掛けた。「全然覚えていない」と体の反応に委ねた朽ち木倒しで一本。相手は若手育成に眼目を置く外国勢とはいえ、こちらは競争相手が多い中での生き残りがかかっている。「レベルの差を見せつけておかないと」。圧勝は当然との口ぶりだ。
準決勝を任されたライバル福見は、敏速の大内刈りで一本勝ち。会場の一角には谷の姿もあったが、「谷さんがどうこうではない。自分中心でやっていく」。女王は過去の人になりつつある。
57キロ級で初代表の松本は「立ち技が決まらず不満」とこぼしながら、オール一本勝ち。負傷欠場した北京五輪70キロ級金メダリスト、上野雅恵(三井住友海上)の代役で立った国原も2度の一本勝ち。北京代表組の負傷辞退が相次ぎ、“凱旋(がいせん)興行”という関係者の思惑は裏切った。だが、代役の意外な爆発で、主役不在の物足りなさを埋めた。怖いくらいの上首尾に、日蔭監督は「満点」。ロンドン五輪に向けて素材も豊富。欠場した五輪代表組に感謝したくなるほど、収穫は多かった。(森田景史)







