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収穫いっぱいの日本女子 世界団体柔道

2008.10.5 21:15
このニュースのトピックス柔道
日本団体女子優勝の表彰式=5日、東京武道館(中川春佳撮影)日本団体女子優勝の表彰式=5日、東京武道館(中川春佳撮影)

 フランスとの決勝では五輪代表3人を並べ、大会に花を添えた。初代表の若手が存分に暴れ、実りもあった。3試合で挙げた計16勝のうち一本勝ちによる白星は15個。「勢いの連鎖」と日蔭監督が目を丸くするほど、日本女子の強さは神懸かり的だった。

 最大の果実を選ぶなら、谷亮子(トヨタ自動車)の後を襲う48キロ級の若駒2人。1回戦と決勝で一本勝ちした山岸は「強い自分をアピールしようと思っていた」。

 決勝は大技を空振りした後、とっさに相手の足に手を掛けた。「全然覚えていない」と体の反応に委ねた朽ち木倒しで一本。相手は若手育成に眼目を置く外国勢とはいえ、こちらは競争相手が多い中での生き残りがかかっている。「レベルの差を見せつけておかないと」。圧勝は当然との口ぶりだ。

 準決勝を任されたライバル福見は、敏速の大内刈りで一本勝ち。会場の一角には谷の姿もあったが、「谷さんがどうこうではない。自分中心でやっていく」。女王は過去の人になりつつある。

 57キロ級で初代表の松本は「立ち技が決まらず不満」とこぼしながら、オール一本勝ち。負傷欠場した北京五輪70キロ級金メダリスト、上野雅恵(三井住友海上)の代役で立った国原も2度の一本勝ち。北京代表組の負傷辞退が相次ぎ、“凱旋(がいせん)興行”という関係者の思惑は裏切った。だが、代役の意外な爆発で、主役不在の物足りなさを埋めた。怖いくらいの上首尾に、日蔭監督は「満点」。ロンドン五輪に向けて素材も豊富。欠場した五輪代表組に感謝したくなるほど、収穫は多かった。(森田景史)

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日本団体女子優勝の表彰式=5日、東京武道館(中川春佳撮影)
優勝を決め、観客席からの祝福に思わず笑顔の中村美里(右)と山岸絵美=5日、東京武道館
世界団体柔道で優勝し、メダルを手に笑顔の谷本歩実選手(手前左端)、中村美里選手(同右端)ら日本女子チーム=東京武道館
フランスとの決勝で、一本勝ちした52キロ級の中村美里=東京武道館
女子準決勝、アルジェリア戦で、勝利した上野順恵(左)=5日、東京武道館 (撮影:寺河内美奈)
決勝戦で一本勝ちした山岸絵美=5日、東京武道館 (撮影:寺河内美奈)
決勝でフランスの選手(左)を攻める女子63キロ級の谷本歩実=東京武道館
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