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流出防止の“鎖国”はマイナスの可能性も
このニュースのトピックス:パ・リーグ
30日のドラフト会議で1巡目指名が確実視されていた田沢投手が、NPB12球団にドラフト指名回避を要望する文書を9月に送付して以来、NPBはトップアマチュア選手の海外流失防止策を模索してきた。その結果、NPBのドラフト指名を拒否して海外でプレーした選手には、一定期間はNPB球団入りを認めないという“締め出し策”を導入することになった。いきなり海外へ行くのなら帰る場所はない、と宣告したに等しい。
確かに有力アマ選手の流失が続けば、日本球界の空洞化は避けられない。「海外流失は大きな問題」(横浜・山中球団常務)「選手のメジャー流失については、自衛策をとらないといけない」(巨人・清武球団代表)。各球団の幹部は危機感をあらわにした。
今回の措置に踏み切ったNPB側の心情を理解できなくもないが、本当に機能するかは未知数の部分が多い。“鎖国”のイメージが浮かぶ流失防止策は、実力に自信をもつ選手が、かえって日本球界を見切る原因になりはしないか。
G・G・佐藤(西武)、山口(巨人)らは、米球界でプレーした後にNPB球団に入り、チームの中心選手として活躍している。海外球団を退団後、2年ないし3年はNPBでプレーできないとする凍結策は、回り回って日本球界のマイナスとなる可能性もある。(佐藤正弘)