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渋谷短大生バラバラ殺人 殺人容疑で兄を再逮捕

 東京都渋谷区幡ケ谷の短大生、武藤亜澄さん(20)が切断された遺体で発見された事件で、警視庁捜査1課は15日、殺人容疑で同居の兄で元歯学予備校生の勇貴容疑者(21)を再逮捕した。

 動機について「(亜澄さんは)日ごろから両親に文句を言い困らせていた。妹のくせに兄の自分を見下すようなことを言うので怒りが爆発し殺してしまった」と供述している。

 捜査1課は、普段から亜澄さんの言動をめぐり家庭内で口論が絶えなかったことや、「受験生のくせに」と嫌みを言われていたことが犯行の背景にあったとみている。

 調べでは、勇貴容疑者は昨年12月30日午後、亜澄さんの首をタオルで絞め、さらに浴槽の水に沈めて殺害した疑い。

 供述によると、同日午後3時ごろ、2階居間でテレビを見ていた亜澄さんに「ゆうくん(勇貴容疑者)は勉強しないから成績が悪いというけど、本当は分からないね」と言われ怒りが込み上げ、亜澄さんを追い掛け3階の廊下にあった木刀で後頭部を殴った。

 その後約30分間話し合い、亜澄さんの生活態度を注意。「ゆうくんが歯科医になるのは人のまねだ」と言われ殺意を抱き、3階洗面所付近でタオルで首を絞め、気を失った亜澄さんを引きずって2階浴室に運び、同日午後4時ごろ、浴槽に体ごと沈めたという。

 遺体切断の理由は「父が仕事から戻ってくるので遺体を自室クロゼットに入れようとしたが入らなかった」と説明。血で汚れた廊下をふくなどすべての犯行を終えたのは同日午後9時ごろだった。

 落ち着いた様子で「大変なことをしてしまいすみません。両親と兄には迷惑をかけてしまった」と述べているという。

 勇貴容疑者は4日に死体損壊容疑で逮捕され、同容疑については15日、処分保留となった。東京地検は殺人容疑と一緒に刑事処分を決めるとみられる。

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